北海道千歳市から自由が最大限担保されている社会を考える

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沼田敬二の徒然日記

芸術文化の振興、子ども施策の重要性

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今日は、元行政マンらしくデータを使って芸術文化や子ども施策の重要性について、お話します。

千歳市の一番のアドバンテージと言えば、全道一若い街です。平均年齢は41.28歳で一位です。そして、これと、反対の関係にある高齢化率も当然ながら低く20.2%で全道一低くなっています。しかし、将来に亘って安泰かというと、そうではありません。厚生省の人口推計では、2040年88,678人となっています。これは他と比べて人口減が少ないことから、全道9位で相対的順位は上がっていますが、千歳市においても人口が減ることが予想されています。この原因は、平成26年度現在合計特殊出生率が1.50と道内においても決して高い方ではなく、また、社会的増加も10位圏外となっていることです。また、民間調査によれば、千歳市は、魅力度において、全国72位、全道9位とこれも悪くはないですが、決していい数字ではありません。

子どもを産み育てる環境整備について、千歳市では様々な政策を行っていますが、この統計数字からにるに、まだ十分といえない状況にあると云えます。千歳市が今後こうした全道一若い街を維持・盤石にしていくためにはさらなる子育て対策が必要です。既存事業を拡充し、新規の事業もより必要になります。特に、子ども望んでを多く持てない夫婦の最も多い理由は経済的な理由であり、この部分を特に手当しなければなりません。

また、社会的移動状況等を見ても千歳は決して魅力的な街とは言い切れず(もちろん、順位的には、大体10位程度)、今後この部分の施策が必要となってきます。では市の魅力度アップするにはどうすればよいでしょうか。人口が増えるためには、まず一番言われるのは、働く場がないといけないといわれています。しかしこれだけでは、決して人口は増加しません。なぜなら、例えば、市町村職員の募集をかけても全国の小規模自治体では、定員割れは少なくありません。(道内でも同様です。)もちろん、公務員自体の職場の魅力もあるとは思いますが、これは平田オリザ氏もいうように、端的にえばその小規模自治体は、魅力に欠けるということです。ではどうすれば、魅力ある市町村となるでしょうか。千歳市においては、決して芸術文化の充実を要望する市民の割合は多くないのですが、(これについては、別途触れたいと思います。)全国的にみれば技術文化を重要視する市民の割合は多いといっても過言ではありません。本道においては、札幌市が上田市長の時代に芸術文化が非常に進んだといわれています、現在においても「さっぽろ文化」づくりとして、大きな柱となっています。今後千歳市がその魅力を外に向って発信していくためには、芸術文化の振興は不可欠になっていくと思います。そして、国際空港のある街として、「国際文化都市千歳」を目指し、様々な芸術文化を振興していくことが、千歳の最大の魅力アップとなると考えるとともに、芸術文化はインバウンド対策にもつながっていく施策でもあります。日本や世界に誇れるの国際文化都市を一緒に築いていきましょう。

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