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沼田敬二の徒然日記

千歳市における中心市街地の活性化対策について

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CIMG0173前回のブログで、中心市街地の抱える課題、原因と対策、千歳市の施策とその問題点等について粗々書きました。ここでは中心市街地活性化対策について書きます。

①従来から実施しているイベントの実施、公共施設の整備、魅力ある商店街の創出などの継続的実施

まず、魅力ある様々なイベントを打っていき、できれば継続的な取組みとなる目玉イベントを創らなければなりません。また現在歩道等の整備を改めて実施する予定があるため、これに合わせて電柱の地中化やインターロッキング舗装又はカラー舗装を行う等景観整備を行います。そして、最も重要なことは、集客力のある施設の創出であり、前回のブログで書いたととおり、一の企業の意向だけでなく、様々な知恵を結集すべきです。

②公共交通網の整備について

魅力ある施設や街並みができたとしても交通アクセスが悪いと人々は寄ってきません。この施策と次の③の施策が従来抜けてきた施策です。まず、市役所、仲の橋商店街、イオン、文化ホール、市立病院、千歳駅の各施設を必ず通るループ状の100円均一のバス路線を創設します。そして、郊外線はこのループに入るまでは距離に応じた料金設定を行い、このループ内はどこで降りても同一料金とします。またどこで乗ってもこのループからの最短距離からの距離別料金とします。またバス時刻は利用実態に合わせて設定しますが、ループ内は概ね10分程度おきとします。

③中心市街地の定住促進について

定住促進策は様々あると思いますが、財政状況が極めてよい千歳市だからこそできる施策を提言します。なお、千歳市の財政状況については、後々詳しく報告させていただきます。それは、中心市街地のエリアを指定し、そのエリア内に住む高校生以下の子供が2人以上のいる世帯の住民税、固定資産税や水道料金を「子育て減税」として、思い切って低減(半額等)することです。こうした取組みは様々なシンクタンクで提言されていますが、定住促進施策として最も効果があるとされています。そしてこれは同時に、少子化対策となるいわば一石二鳥の施策です。是非、取り組んでいただきたいと思います。

①②は、魅力ある商店街にし、多くのお客様を呼び込もうとする施策です。③は、全く違った観点の「街中居住」を促進する施策です。商店を活性化するには、お客様を呼び込むだけでなく、生活の場として商店街を活用する視点も肝要です。前回に指摘したとおり、多くの市町村で取り組まれている中心市街地の活性化施策は①が基本です。しかし、②③を組み合わせることによって、より効果的な施策となります。

私も微力ながら、魅力ある商店街創出のため、文化関連事業をこれからも続けていきますが、多くの施策は市が実施するものです。是非、トータルな視点で着実に進めていただけらと思います。

 

 

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